マンション売却豆知識コラム

家を売却したい方へ!築年数別の価格の相場をご紹介します!

家を売却する時に大切な要因が築年数です。
築年数によって、価格の相場は大きく異なってくるでしょう。
そこで今回は、築年数別の価格の相場をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

□築年数が経つほど価格相場は下落します

当たり前ですが、築年数が経てば経つほど価格の相場は下がります。
多くの人が、住宅の情報サイトなどを閲覧した時に安い物件があると思ったら、築年数が古かったという経験をしたことがあるでしょう。
築年数の古い物件は築浅物件や新築物件と比較して安値で売り出されることが多いです。

一戸建て物件の価格は、土地価格と建物価格に分けられます。
土地価格に関しては、不動産市場の影響を多少受けることになりますが、住宅地の場合それほど大きく変動しません。
その一方で、一戸建て木造住宅の建物価格は築年数が経つにつれてどんどん下がっていきます。

例えば、5000万円の新築一戸建てがあったとします。
その物件の土地価格は3000万円で、建物価格が2000万円の場合、土地の3000万円は大きく下がらないです。
しかし、建物価格の2000万円は20年後などには、数百万円程度になっているでしょう。

□築年数別の価格相場は?

次に、築年数別の価格の相場をご紹介します。
物件を円滑に売却するためには、相場に合わせることが大切なので、ぜひ確認してください。
その相場というのは、不動産会社が物件を買い取る買取相場が目安の一つです。
買取相場は市場価格の7割ほどです。

*新築から築10年まで

まずは、新築から築10年までの価格相場です。
築年数が10年になるまでに、建物の価値は半分程度となります。
新築から10年経つまでの価格の下落は勢いがあります。

その理由は、一戸建ての場合は人が住んだ瞬間に価値が下がると言われているからです。
特に日本人は、新品を好む傾向があります。
すでに人が生活して中古物件となってしまっては、大きく価値が失われてしまうのです。

例えば、先ほどの5000万円で新築の一戸建てを購入した場合は、10年後の市場相場4000万円(土地が3000万円+建物1000万円)ほどになっているでしょう。
買取価格は、市場相場の7割ほどなので、2800万円になります。

*築11年から築20年まで

次に、築11年から築20年までの相場です。
10年を超えてくると、中古物件の価値の下落速度は緩やかになっていきます。
目安になるのは、築15年の時点で最初の建物の価格から3割ほどまで下がります。
築15年を過ぎてから20年に到達するまで、価値は徐々に下落していき、築20年の時点ではほとんど価値がなくなってしまう可能性があります。

例えば、先ほど5000万円の一戸建てだった場合は築15年時点で、3600万円(土地が3000万円+建物600万円)です。
そこから買取価格を出すと、2380万円となります。

*築20年から築30年以上

これくらい長くなってくると、建物の市場価値はほとんど残っていません。
建物の市場相場としては、0~2割以下となります。
買取価格で計算すると、1割以下または解体費用がマイナスとなるでしょう。

リフォームなどを行い綺麗にした場合は、価値が上昇します。
しかし、何もされていないと、土地価格以外では価格は0でしょう。

□築年数が20年を超えた物件は早く売るのがおすすめ!

上記では、築年数が20年以上になる建物はほとんど価値がないと解説しました。
売りに出そうとしても、建物には価格がつかないこともあるでしょう。
土地のみの価格で売り出すしかありません。
20年以上も経つ前に売り出せるのが、利益を出すためには理想的ですが、そうもいかないですよね。

ここでは、20年以上経過した物件で特に早めに売却するべき物件をご紹介します。

1つ目は、過疎化している傾向にある地域です。
過疎化している地域では、どんどんそこに住む人がいなくなっていきます。
住む人がいなければ、もちろん新しく物件を購入したいと思う人もいません。

近くの学校が廃校になっていないか、スーパーなどが撤退していないか注意してください。
過疎化の兆しがある場合は、今後も価格の下落が進んでいきます。

2つ目は、個性的な間取りの物件です。
個性的な間取りをした物件は、買い手が見つかるまでに時間がかかります。
個性的な間取りとは、通常であれば2LDKほどの間取りを確保できるような広いワンルーム、トイレやキッチンが2ヶ所ずつある二世帯住宅、ペット用の洗い場やトイレスペースを確保した物件などを指します。

一般的に中古物件の場合は特徴のない普遍的な物件が売れやすいです。
しかし、一風変わった物件はそれが好きな人の目に留まれば、すぐに売れます。
そのためできるだけ多くの人の目に止まるように、早めから広報活動を頑張る必要があるでしょう。
できるだけ多くの人に情報を届けて、売れる確率を高めることが大切です。

□まとめ

この記事では、築年数別の物件の価格について解説しました。
築20年を超えてくると、建物の価値はほとんどなくなり、土地の価値のみでやりとりされます。
もう住まないことが確定している場合は、早めから売り出せるように行動することが大切です。
物件に関するご質問はお気軽にお尋ねください。