2020/02/03(月)
「リースバックをすると固定資産税は要らないと聞いた」
リースバックは家を売却してから賃貸として借り直すので、家が自分の持ち物ではなくなります。
所有権が変わるので、固定資産税の扱いが分かりにくいですよね。
そこで今回は、リースバックしたときの固定資産税の扱いについてご紹介します。

□リースバックをしたときの固定資産税の扱い
リースバックをすると家の所有権が変わるので、固定資産税を支払う必要はありません。
ただし、リースバックをしたその年だけは固定資産税の扱いが複雑です。
固定資産税は、1月1日に所有者である人が支払う必要があります。
つまり、リースバックをした年は、自分が固定資産税を支払わなければなりません。
しかし、例えば2月にリースバックをしたとしたら、「後の10ヶ月は別の人が所有しているのに自分が固定資産税を払うのはおかしい」と考える人も多いでしょう。
そこで慣習的に、固定資産税は日割りで精算されます。
固定資産税を一年の日数で割り、所有していた日数に応じて分割して払います。
そして、その翌年からの固定資産税は全て新しい所有者が払います。
当然ですが、家を買い戻した場合はまた固定資産税を支払う必要があるので注意してください。
家の買い戻しは先のことと考える方も多いと思いますが、契約によっては数年の内に買い戻さないと契約が終わるものもあります。
契約内容はしっかり把握しておきましょう。
□固定資産税から考えるリースバックのメリット
固定資産税は家の大きさや地域にもよりますが、年間数十万円にのぼることもあり、大きな負担です。
この負担が無くなることもリースバックの大きなメリットと言えます。
リースバックをすると、月々のローンの支払いよりも家賃の支払いの方が金額の面で大きい場合もあります。
そのことでリースバックを躊躇する方もいます。
しかし、月々の支払いを考えるときは固定資産税のことも考えてください。
仮に年12万円の固定資産税がかかる場合は、単純計算で月々の支払いは一万円です。
もしリースバックの家賃の支払いがローンの支払いよりも数千円高くても、トータルで見ればリースバックによる支払いの方が安いです。
見落としがちなポイントなので、注意しましょう。
□まとめ
今回はリースバックのトラブルについてご紹介しました。
当社ではリースバックに関するご相談を随時受け付けております。
不動産のプロが、誠心誠意お客様をバックアップいたします。
興味がある方は、ぜひ一度当社までご連絡ください。