2019/12/12(木)
「マンションの売却を依頼する場合、駐車場の取り扱いはどうなるのだろう」
「駐車場の権利も一緒に買い取ってもらえるのだろうか」
「駐車場の有無は査定額に影響を与えるのだろうか」
このような疑問を抱いている方はいらっしゃいませんか。
マンションの売却を依頼する時には、駐車場も売却の対象に含まれるのかは気になるポイントだと思います。
そこで今回は、マンション売却時の駐車場の取り扱いについて解説します。
査定額に与える影響もご紹介しますので、駐車場付きのマンションの売却を検討中の方は必見です。

□駐車場は売却対象になる?
驚かれるかもしれませんが、マンションの売却では、現在利用している駐車場の場合でも、売却の対象にならない場合が多いです。
マンションの駐車場は、あくまでも共有スペースという認識であり、マンションの売却に伴って駐車場の使用権はマンションの管理組合に移るためです。
専有部分を第三者に譲渡した時には、駐車場の使用権は失う場合が一般的です。
ただし、マンションの部屋と駐車場の区画自体をセットで購入した場合は、所有者が駐車場の使用権を所有しています。
この場合は駐車場も所有者の専有部分として扱われるため、駐車場も合わせての売却が可能です。
自分がどちらに当てはまるのかは、マンションを購入した時に結んだ契約を確認してみましょう。
□駐車場の有無が売却査定額に与える影響は?
もちろん、駐車場があれば売却がより容易になる可能性は高いと言えます。
ただし、住んでいる地域や立地条件によってもその影響は異なります。
車の必要性に応じて、駐車場の需要も変わるためです。
例えば近年、東京を始めとする都市部では車を持たない世帯も増加しています。
そのため、単に駐車場がないからといってマンション売却の査定額が減額されるというわけではありません。
その一方で、地方はまだまだ車社会であり、駐車場の需要は高いと言えます。
また、駅から近いなど立地条件が良いマンションなら、駐車場が必要ではない場合もあります。
駐車場がなくても、立地条件が良いマンションの場合は、売却がスムーズに進むかもしれません。
□まとめ
今回は、マンションの売却をお考えの方へ向けて、駐車場の取り扱いについて解説しました。
駐車場が専有部分となっているのかに加えて、お住まいの地域や細かい条件によっても、駐車場が査定額に与える影響は変わります。
気になる方は一度、不動産会社へ相談してみてはいかがでしょうか。