「マンションを売却したらどれくらいの所得税がかかるの?」
「所得税について詳しく知っておきたい!」
このような疑問やお悩みを抱えてはいませんか。
マンションを売却する際には、所得税がかかる可能性があります。
しかし、実際はどれくらいの金額を払えば良いのか、安く抑える方法があるのか知りたいという方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回はマンションを売却した際にかかる所得税について解説します。
□譲渡所得税とは
譲渡所得税とは、マンションを売却して得た利益に対してかかる所得税のことです。
譲渡所得税は、譲渡収入から取得費と譲渡費用を差し引いた金額に税率をかけることで求められます。
ここで示す譲渡収入とは、売上代金や固定資産税清算金(受け取っていた場合)などが含まれます。
取得費とは、購入代金や購入時の仲介手数料などが含まれます。
ただし、取得費は減価償却後の金額を当てはめなければならないため、注意しましょう。
譲渡費用とは、売却時の仲介手数料や印紙代、土地の測量代などが含まれます。
□所得税率について
譲渡所得税にかかる税率は、マンションの所有期間によって異なります。
5年以内であれば短期譲渡所得として30.63%、5年以上であれば長期譲渡所得として15.315%の税率がかけられます。
※現在復興特別所得税の制度により、通常の短期30%、長期15%にそれぞれ102.1%が掛け合わされます。
また所有期間が10年以上であれば、さらに税率の軽減を受けることも可能です。
もし税率が変わるタイミングが近ければ、不動産会社と相談して売却のタイミングを決めることをおすすめします。
ただし、マンションは年々価値が減少していきます。
税率が下がるのを待つことで売却価格が下がり、逆に損をしてしまうという可能性もあるため注意しましょう。
□必ずしも所得税はかからない?
上記でも解説した通り、譲渡所得税はマンションを売却して利益が発生した場合にかかる税金です。
従って、利益が出なかった場合には課税されません。
一般的に売却金額が購入金額を上回って利益が発生するケースは少ないです。
また、マンションを売却する際には、「居住用財産を譲渡した場合の3000万円の特別控除の特例」というものがあります。
この特例では、所有期間に関係なく譲渡所得を3000万円まで控除してくれます。
もしこの特例が適用されれば、マンションの売却益に対する所得税が控除されるため、数百万円分の節税も可能です。
詳細はぜひ不動産会社に相談してみましょう。
□まとめ
今回はマンションを売却した際にかかる所得税について解説しました。
マンションを売却した際には、譲渡所得税がかかります。
一般的にはマンションの売却に所得税がかかるケースは少ないです。
しかし、所得税がかかる場合も、特例によって控除できる可能性があるため、専門家に相談の上、進めることをおすすめします。
今回のような売却に関する所得税などは、当社では専門のスタッフがおりますので、ご相談いただいた内容に合わせてサポートさせていただきます。
お気軽にご相談ください。