2017/01/22(日)
この日いちにちお世話になった、ガイドの"陳さん"。
「お兄さんは西田敏行です」 と、
つかみの一言をバッチリきめ、楽しくツアーのはじまり♪
台湾では雪が降らないため、日本に行くなら、
京都でも東京でもなく、北海道が一番人気とのこと。
陳さん「台湾人は、中国人より、韓国人より、日本人、親しみ感じる。」
と言ってくれた。
私たちも、ほんわかした陳さんに、親しみ感じた。
おんぼろのおうち!
おもしろい形のおうち!
台北の古い住宅の窓には、泥棒よけのために、格子がついている。
陳さん「台湾人おおらか。でも運転のときは性格変わる。ゆずる心、ないね。」
との言葉通り、ツアー中、2件の流血事故を見かける。
【行天宮】
"五倫八徳"を教えを広めるため、玄空師父という人が建立した。
入口の柱に彫られた「昇り龍」と「降り龍」は、天地の調和を意味する。
屋根の上には、雨乞いで火災防止を願う「龍」と、吉祥の象徴である「鳳凰」が。
赤い壁、黄色い瓢箪、緑の装飾にも、それぞれに意味があるのだそう。
門をくぐると、青い法衣を着た"効労生"の方々が読経を上げている。
たくさんの参拝者。
お祈りの作法は、台に膝をついて、手のひらを、男性は下に、女性は上に向ける。
神様にお伺いしたいことは、具体的に質問し、2枚の三日月型の赤い木片を投げる。
表と裏が出れば、「それでよし」とのお答え。
それ以外の場合は、3回まで投げられるが、3回投げても表裏が揃ってしまえば、
それは良い結果にならないよ、という意味。
私も、作法にならってお祈りし、木片を投げる。
みんな、真剣にお祈りしている。
読経と、祈りの声と、木片が床を打つ音だけが響く。
厳粛な気持ちになる空間。
【忠烈祠】
道には、長年、衛兵さんが歩いてきた跡が、茶色い線になってまっすぐ伸びている。
私たちはガードマンの後ろから、少し離れて、静かに、ぞろぞろ続く。
ガードマンたちはリラックスモードで、たまに談笑していた。
彼らは、あご紐の日焼け跡から、おそらく衛兵さんたちの仲間だろう、と太田さんの推察。
行進の横にぴたりと付き、鋭い目つきで見守る一人の男性がいる。
(私は彼を"鬼軍曹"と呼ぶ)
鬼軍曹は、一団が神殿に到着し、持ち場に立つと、
服装の乱れ、ヘルメットや銃の角度、ふさ飾りまで、細かくチェックし、修正する。
神聖な場所なので、門をくぐる時には「帽子ヌイデクダサーイ」とガードマンから声がかかる。
彼らは、1時間ごとに交代しながら、戦死者の霊を、まばたきひとつせずに(!)守っているのだ。
たくさんの観光客に囲まれながら、微動だにしない衛兵さん。
本当に、1度も、まばたきをしない!
息づかいもない。まるで人形のよう。
フラッシュをたいて撮影した誰かに、「No Flash!!」と、鬼軍曹の声が飛ぶ。
台湾には徴兵制度があり、男性は20歳になるとみんな兵役につく。
そのため、街を探しても、20歳の男性は一人もいない。
陳さんによると、衛兵になるには、
"身長170cm以上。太りすぎず、痩せすぎず、顔の良い人"
という、厳しい条件が課される。
しかし、「お給料はとても安い」とのこと。
陳さんは
「顔良くないので衛兵になれなかった。でも軍隊の生活はとても大変で、二度とやりたくない」
と言っていた。
にぎやかな観光客に囲まれながらも、静かにたたずむ衛兵さん。
毎日、何を考えてるんだろう。
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