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九份で、古い街並みと茶芸を楽しむ 【台北旅行記 2】

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"台湾"といえば、この景色!
バスで40分ほど走り、ツアーの始めは、ここ九份へ。

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山の上にある小さな村で、もともとは9世帯しかなかった。
しかしあるとき金が出て、ゴールドラッシュで一挙に人が押し寄せるが、
金がなくなると寂れる。
その後、映画『悲情城市』の舞台となったのをきっかけに、観光地として息を吹き返し、
『千と千尋の神隠し』の湯屋の街に似ていると話題になったことで、
日本人にも注目されるようになった
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というのが、九份のあらましだそう。

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到着してすぐ、夕食を頂くが、
ここのレストランの料理はとても不評!

このあと旅の間じゅう、ここでの料理を指して
『あの味がする』
と言うのが、台湾における、食事が口に合わない時の、私たちの合言葉となる。

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「1年のうち7割は雨」といわれる九ふんだけど、
この日は運良く、晴れ。月も見えていた。
そのかわり、人もいっぱい!

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のぼる人、くだる人、立ち止まって写真を撮る人でごった返す急な石階段を、
延々のぼる。
社長は「あした筋肉痛や」と言いながら。 太田さんはムービーを撮りながら。

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ずらりと並ぶ赤ちょうちんが、とてもきれい。



【掌怪画廊】

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家族へのお土産にと決めていた、花文字やさん。
龍や鳳凰や蝶、いろいろな縁起のいい生き物の絵で文字を書いてくれる、縁起もの。

家族それぞれの名前に、予め考えてきた四字熟語を書き添えて渡す。
まず字面をじっと見て、少し考えてから、描き始める。
いったん描き始めたら、サラサラと筆を進める。

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日本語ができる、にぎやかなお母様と、職人らしい寡黙な息子さん。
たくさん色を使うのに、机の上はきれいに片付いている。

4枚とも美しく仕上げてもらい、大満足!!


その後、3人合流し、お店を見てまわる。

ガイドさんのアドバイス
「お土産は、ここでしか買えない雑貨おススメ」
「山で湿度が高く、保存良くない。飲み物、食べ物ススメナイ」

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とはいえ、胃の強い私と太田さんは、
有名な【頼阿婆芋圓】を試してみる。
つぶつぶ食感の芋団子と、やさしく甘い汁がおいしい。

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【阿妹茶楼】

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一番有名な外観のお店。
写真を撮るだけでなく、実際に中でお茶を飲んでみることに。

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金髪マスクのお兄さんが、上手な日本語で説明しながら、淹れてくれる。
竹のトングで、小さなお湯呑や、細長い"聞香杯"を、手際よく操る。

"まず茶器を温める。 茶葉は急須の4分の1。
最初のお湯はすぐ捨てる。 1回目はお湯を入れてから20秒。
最初は、聞香杯で香りを、続いて味を楽しむ。
その後は30秒、40秒と増やしていき、5回まで淹れられる。"

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お茶うけは、餡入りのお干菓子や、甘酸っぱい梅干し、ごま煎餅、わらび餅のようなもの。
台湾の人は、このように語らいながら、お茶の時間を楽しむそう。

お茶の時間を大事にする文化、英国人のティータイムと似ているな。

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残ったお茶葉を持ち帰るため、練習してきた台湾語に挑戦!
「不好意思、我要外帯。」

"ハキハキと大きな声で、それらしく話すことが大事"
と本に書いてあったので、緊張したけれど、ハキハキ言ってみた。

お兄さんはニコニコと密封袋を出してくれた。
ちゃんと通じたー!

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霧が出て、より一層幻想的になった九ふんの夜景を楽しむ。

バスの時間ギリギリになり、急な階段を3人でダーッシュ!!

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バスの車窓からの九份。
このあと、【饒河街夜市】へ向かう。