2017/01/21(土)
"台湾"といえば、この景色!
バスで40分ほど走り、ツアーの始めは、ここ九份へ。
***
山の上にある小さな村で、もともとは9世帯しかなかった。
しかしあるとき金が出て、ゴールドラッシュで一挙に人が押し寄せるが、
金がなくなると寂れる。
その後、映画『悲情城市』の舞台となったのをきっかけに、観光地として息を吹き返し、
『千と千尋の神隠し』の湯屋の街に似ていると話題になったことで、
日本人にも注目されるようになった
***
というのが、九份のあらましだそう。
到着してすぐ、夕食を頂くが、
ここのレストランの料理はとても不評!
このあと旅の間じゅう、ここでの料理を指して
『あの味がする』
と言うのが、台湾における、食事が口に合わない時の、私たちの合言葉となる。
「1年のうち7割は雨」といわれる九ふんだけど、
この日は運良く、晴れ。月も見えていた。
そのかわり、人もいっぱい!
のぼる人、くだる人、立ち止まって写真を撮る人でごった返す急な石階段を、
【掌怪画廊】
家族へのお土産にと決めていた、花文字やさん。
龍や鳳凰や蝶、いろいろな縁起のいい生き物の絵で文字を書いてくれる、縁起もの。
家族それぞれの名前に、予め考えてきた四字熟語を書き添えて渡す。
まず字面をじっと見て、少し考えてから、描き始める。
いったん描き始めたら、サラサラと筆を進める。
日本語ができる、にぎやかなお母様と、職人らしい寡黙な息子さん。
たくさん色を使うのに、机の上はきれいに片付いている。
4枚とも美しく仕上げてもらい、大満足!!
その後、3人合流し、お店を見てまわる。
ガイドさんのアドバイス
「お土産は、ここでしか買えない雑貨おススメ」
「山で湿度が高く、保存良くない。飲み物、食べ物ススメナイ」
とはいえ、胃の強い私と太田さんは、
有名な【頼阿婆芋圓】を試してみる。
つぶつぶ食感の芋団子と、やさしく甘い汁がおいしい。
【阿妹茶楼】
竹のトングで、小さなお湯呑や、細長い"聞香杯"を、手際よく操る。
"まず茶器を温める。 茶葉は急須の4分の1。
最初のお湯はすぐ捨てる。 1回目はお湯を入れてから20秒。
最初は、聞香杯で香りを、続いて味を楽しむ。
その後は30秒、40秒と増やしていき、5回まで淹れられる。"
お茶うけは、餡入りのお干菓子や、甘酸っぱい梅干し、ごま煎餅、わらび餅のようなもの。
台湾の人は、このように語らいながら、お茶の時間を楽しむそう。
お茶の時間を大事にする文化、英国人のティータイムと似ているな。
残ったお茶葉を持ち帰るため、練習してきた台湾語に挑戦!
「不好意思、我要外帯。」
"ハキハキと大きな声で、それらしく話すことが大事"
と本に書いてあったので、緊張したけれど、ハキハキ言ってみた。
お兄さんはニコニコと密封袋を出してくれた。
ちゃんと通じたー!
霧が出て、より一層幻想的になった九ふんの夜景を楽しむ。
バスの時間ギリギリになり、急な階段を3人でダーッシュ!!
バスの車窓からの九份。
このあと、【饒河街夜市】へ向かう。
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