マンション売却豆知識コラム

空き家を放置することの危険性とは?対処方法もご紹介します

近年、空き家が社会問題化していますが、その危険性を正しく把握しているでしょうか。
空き家を放置することで、様々な危険性があります。
今回は、その危険性や空き家の対処法を解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

□空き家が放置されてしまう理由とは?

なぜ空き家は放置されてしまうのでしょうか。
いくつかの理由が考えられます。

最もよくある理由が、実家を相続したけど誰も住まなかったため空き家になったケースです。
親が亡くなると、親の持ち家を相続することがあります。
相続はしたものの、何にも活用されずに放置されてしまうことがあるでしょう。
そのほかにも、相続の協議中にトラブルが発生してしまい、分割がうまくされなかったために売却に至らなかったケースもあります。

親の死後に誰も住まないことが確定していたら、早めに売却することをおすすめします。
売却をする場合は、不動産会社に査定を依頼することから始まります。

不動産会社に査定を依頼するというのは、「売却できそうな価格」を算出してもらうことです。
算出には、近所の類似物件の成約価格や、売却する物件の特徴(築年、向き、間取りなど)、現状の不動産市況(競合物件が多いか、人気のあるエリア・物件タイプか)などが影響します。
ただし、査定価格は必ずその値段で売れるというものではないので、注意しましょう。

また、空き家を売ろうとしたものの、売れなかったケースもあるでしょう。
売却ができなかった土地の多くは、活用することも難易度が高いため、そのまま放置されることが多いです。
売れない土地は、固定資産税を払える分だけの収益を見込めるわけではないので、当社のような買取専門の不動産会社へ買取依頼をおすすめします。

空き家の管理が面倒で、放置されてしまうこともあります。
空き家が遠方にある場合、なかなか足を運んで管理することは難しいでしょう。
その場合は、誰かに住んでもらうように賃貸として貸し出すこともあり得ます。
しかし、それが難しい場合は売却することをおすすめします。

□空き家の危険性を認識しましょう

続いては、空き家の危険性について解説します。
他人事だと思わずに、よく覚えておいてください。

まず1つ目の危険性は、老朽化による倒壊です。
老朽化した空き家は倒壊のリスクが非常に高いです。
それは、日本の家が木でつくられていることが深く関係しています。
木でつくられた家は、定期的に空気の入れ替えや適切な管理を必要とします。

2つ目は、景観の悪化です。
空き家を放置していると、周辺に迷惑がかかるほど景観が悪化してしまうことがあります。
そうならないために、外観を綺麗に保つことが必要です。

3つ目は、放火による火災です。
放火による出火件数はとても多いです。
放置されている空き家は、人の目がなく、燃えやすいゴミや枯れ草が散乱していることが多いため、放火の被害に遭う可能性があります。
放火されてしまうと、空き家自体や家財が失われてしまうだけでなく、周辺にまで被害が及ぶ恐れがあります。

4つ目は、不審者による治安悪化です。
不審者は、人目を避けて犯行に及ぶため、人の出入りがない空き家は標的になりやすいでしょう。
誰か来る可能性がなければ、好き放題にされてしまいます。
特に、家の中に家財道具などを多く残している場合や、物置として使用している場合は注意が必要です。

完全に誰も来ないと思って、人が住み着いてしまうこともあるかもしれません。
また、動物や虫の住処にもなります。
それらを避けるためには、しっかりと定期的に適切な管理を行いましょう。

□空き家の対処法をご紹介!

最後に空き家の対処法をご紹介します。

1つ目の対処法は、賃貸住宅にすることです。
空き家の場合、物件の状態によって変わります。
そのまま賃貸として貸し出せる場合は、不動産会社に管理を依頼することで負担が削減できます。

一方、築年数が古い物件の場合だと、設備などが古くなっている可能性が高いです。
その場合は、多少綺麗にリフォームしていただいてから賃貸として貸し出すことをおすすめします。

リフォームしていただいてから管理業務をご依頼いただくことで、空き家の日々の管理負担が軽減できます。

2つ目は、古家付きのまま売却することです。
古い家のまま売り出すことで、費用を抑えて手軽に売却できます。
古い家をリフォームして住みたいと考えている人をターゲットにしましょう。

3つ目は、解体して更地にしてから売却することです。
更地にして売却する方が、買い手が見つかりやすい傾向にあります。
ただ、売却する前に空き家の解体費用がかかってしまうことが少し負担になるかもしれません。

□まとめ

今回は、空き家を放置することの危険性を解説しました。
主には、老朽化による倒壊、景観の悪化、放火による火災、不審者による治安悪化がありましたね。
これらの危険性を避けるために、ご紹介した対処法を実践してみてください。
家の売却を検討されている方は、当社までご連絡ください。